msawady’s engineering-note

なにも分からないエンジニアです。

エンジニア採用に関わっているエンジニアが意識していること

これは FOLIO Advent Calendar 2020の15日目の記事です。14日目は @shitara_sachio さんでした。

note.com

はじめに

エンジニア採用、進捗どうですか?

今年の夏頃からエンジニア採用に関わっているので、その中で意識していることについて書こうと思います。個人の意見であり、会社を代表した意見ではありません。

なんでエンジニア採用に関わったのか

FOLIOではtoB事業の立ち上げやtoC事業の拡大を見据えて、採用への温度感が上がってきていました。 自分の前職が金融系のSIerだったこともあり、「toB事業に向けて採用したい人」への解像度を高く持てそうという理由でVPoEからご指名がかかりました。

人不足はヒシヒシと感じていましたし、ある意味でスタートアップらしい仕事だなぁと思い、エンジニアとしての業務をこなしながら採用業務にもコミットするようになりました。 現在は「toB事業に向けて~」という枠はあまり意識せず、バックエンドエンジニアのスカウト、面接などを行うほか、募集文の見直しなども積極的にやっています。

ピックアップやスカウトの際に意識していること

ここからは、ピックアップやスカウトの中で意識していることや気をつけていることについて書いていきます。

Willマッチしそうで強そうな人を探す

Willがマッチしそうかどうか、を個人的には強く意識しています。「今後やりたいこと」と「FOLIOがやって欲しいこと」がマッチしていれば即スカウトです。また「やりたくないこと」がしっかり書かれていて、それをFOLIOが回避できていると行けそうな気がしてきます。Willについて記載が無い人(ほとんどですが)についてもレジュメの他の項目からエスパーして、FOLIOで働くことで双方にメリットがありそうな方をスカウトするようにしています。 逆に、どう読んでも Will がマッチしそうに無い人には(どんなに強そうでも)スカウトは送りません。たいてい、選考中にご縁が無いことが双方ともに分かるので、無駄を避けるためです。

スキル的な観点でいうと、FOLIOのバックエンドのメインとなるScalaは経験者がそれほど多くないため、職歴の中でバックエンドの経験がありScalaに問題なくキャッチアップできそうな方もスカウトしています。Scalaに問題なくキャッチアップできそう、というのは上手く説明できないのですが、ざっくり「強そうかどうか」を見ています。具体例としては複数の言語を経験している、フロントエンドやインフラ周りの経験もある、パフォチューの経験がある、GitHubに良い感じのRepositoryがある...などでしょうか。この「なんか強そう」という感覚でピックアップできるのはエンジニアならではの強みかなと思っています。

あとは細かいことですが、「最後の転職からある程度期間が経っているか」はチェックしています。(個人的に転職直後にスカウトメールを送られてハァ...という気分になったからです😇)

スカウト文は相手の「重視していること」に寄せる

スカウト対象の方の「重視していること」をレジュメからエスパーし、そこに対してアピールコメントを入れるようにしています。この「重視していること」は「Misson/Visionに共感できるか」「良いチームで働けるか」「自分が活躍できそうか」など、人によって千差万別です。自分の経験からしても「重視していること」に対してコメントが有るとオッとなるので、出来るだけカスタマイズしてスカウト文を作るようにしています。(仮に外れていたとしても「テンプレ感」が大きく減るのでまぁ良いかなぁと思っています。)

代表的なトピックに対してアピールポイントを出せるように、「事業の意義」「チームの魅力」「チームの課題」「技術の面白さ」などについて採用チーム内で言語化しておくと、スカウト文をスムーズに作りやすくなります。また、数をこなす中で自然と「良いフレーズ」が溜まってくるので、その中から組み合わせていくのも有力な方法です。

ちょっと話がそれますが、募集文もスカウト文の延長で書けると考えています。募集文は読む人が「重視していること」が分かりませんが、「募集文を読むときに興味ないところは読み飛ばしている(n=3くらい)」ことを発見したため、スカウトで利用するようなアピールポイントを全部盛りにしています。分量が増えたとしても読む方が「重視していること」にヒットする可能性を上げるほうが募集に繋がると考えたためです。

おわりに

エンジニア採用はなかなか成果が出なくて難しいなと思うことも多いですが、やりがいを感じながら取り組めています。技術力にそれほど自信が無い自分ですが、「会社の課題」にダイレクトアタック出来ている感覚を持てていることが大きいです。
特に12月に自分がピックアップした方が入社されて、入社早々にガンガン進捗を出しているところを見て何とも言えない達成感を感じています。「オンボーディングまでが採用」ですが、無事完了したところを見れると本当に嬉しいものでした。今後とも採用への関わりは続けて行こうと思っています。

最後にひとつだけ、会社を代表した意見です。いますぐ↓のページからFOLIOへの募集お願いします! とてもオープンで、強めのエンジニアが集まっていて、まさに新規事業やっていきなタイミングの会社です!なにとぞ!!!

corp.folio-sec.com

以上です、次は自分をエンジニア採用に巻き込んだVPoE, @kiris さんの

zenn.dev

です!